函館市が発行するプレミアム付商品券が25日、市内15カ所で一斉に発売となり、予定していた10万セット(発行総額10億円分、額面総額12億円分)が即日完売となった各販売所では早朝から長蛇の列ができ、大半の販売所で午前中に販売を終了利用期限は10月末までで、地域経済の活性化が期待される
同市の商品券は額面1000円券12枚つづり1セットを1万円で販売、プレミアム率は20%となる市内約1600の店舗などで利用できる購入上限を1人10セットとして、市内各商店街や百貨店などに販売所を開設した
このうち、昭和タウンプラザ(昭和1)内のホクレンショップ函館昭和店には1万2000セットが割り当てられた午前4時台から購入希望者が来店していたといい、予定時間を30分繰り上げて、同9時半ごろに販売を開始列は途切れることなく、正午前には完売となった
同8時15分ごろから1時間半ほど列に並んだ石川町の山田茂人さん(66)は10セット分を購入し「お得感はある食料品や日用品など普段の買い物に使います」と話した別の会社員の男性(37)は家族3人で30セット分を購入し「所有する車2台が車検を迎えるので、その費用にします」と話していた
市経済部商業振興課は「多くの方に購入いただき、非常にありがたく思っている日用品以外の購入にも使っていただき、地域経済の活性化につながれば」と期待している(今井正一)