【七飯】「第106回大沼湖水まつり」(七飯大沼国際観光コンベンション協会主催)が25日、大沼国定公園広場で開かれたライブステージや花火大会で夏を楽しんだほか、故人をしのぶ慰霊祭がしめやかに営まれ、淡い光を放つ灯ろうが湖面を照らした
1906年に景雲寺の住職によって先祖や水難者供養を目的に始まり、100年以上続く伝統行事町に夏の訪れを告げる風物詩として親しまれている
午後6時にJR大沼公園駅から始まった灯ろう行列は、中宮安一町長と同協会の小泉真会長を先頭に、約120人が列をつくった広場で行われた慰霊祭で中宮町長は「大沼は今年、新日本三景選定100周年の記念すべき年明日は冠をつけたイベントもあるので、2日間楽しんで」とあいさつ参列した逢坂誠二衆院議員も「戦後70年を迎え、灯ろう流しを一つの契機ととらえ、日本の将来を皆さんと一緒に考えていきたい」と述べた
地元住職らが読経を読み上げた後、梅花講がご詠歌を唱えながら、参列者は思いの詰まった灯ろうを湖水へと流し、手を合わせて静かに祈りを捧げた
26日は同会場で午前10時から「新日本三景選定100周年記念イベント」(実行委主催)を開催手裏剣戦隊ニンニンジャーショー(午前10時、午後0時半)を行うほか、大沼湖畔を1周するサイクルオリエンテーリング(午前10時)、小学生以下が対象のチビッコ花火大会(午後7時)など、数多くのイベントを用意している(野口賢清)