函館出身のロックバンド、GLAYによる函館アリーナこけら落とし公演が25日、函館市湯川町1の同アリーナで開かれた全国から約4000人のファンがこの日のために集結メンバー4人は古里への思いを込めた熱いパフォーマンスを繰り広げ、観客を熱狂と感動の嵐へと巻き込んだコンサートは26日も同会場で行われる
新たなスポーツとコンベンションの中核施設として完成したアリーナを全国にアピールしようと、函館市がGLAYにこけら落とし公演の開催を打診「育ててくれた函館への恩返しをしたい」と、メンバーが応えた
GLAYの函館公演は、2013年7月に2日間で約5万人を動員した緑の島(大町)の凱旋野外ライブ以来今回も新アリーナの幕開けを飾る4人のステージを見ようと、全国からファンが詰め掛けた
2年前の凱旋ライブの映像が流れた後、4人が登場すると場内は一気にヒートアップTERUの第一声「ただいま」に対する4000人の「おかえり」が響き渡り、会場は一体感に包まれた
今公演の特別演出として、高校時代にTAKUROがTERUの姉の結婚式のために書き上げた「ずっと2人で…」を当時の歌詞のまま歌い上げるなど全22曲を演奏観客も総立ちで4人の熱演を盛り上げた
TERUは「この素晴らしい会場のこけら落としができたことを光栄に思う函館アリーナの名を全国に響かせていきたい」と、地元の新施設に対する惜しみない協力を誓った
横浜市から訪れた吉岡文子さん(44)は「函館ではメンバーが少年に戻ったような表情を見せてくれて、とても楽しかった」と話していた(金子真人)