函館市が25日午前10時からプレミアム付き商品券を販売するのに合わせ、市内の百貨店や商店街は抽選会やイベントを企画するなど、あの手この手で需要の囲い込みを狙っている昨年4月の増税以降、市内の小売店は売り上げの伸び悩みが続くだけに、関係者は消費回復の起爆剤として期待を寄せている
プレミアム付き商品券は1000円券12枚を1セットとし、1万円で販売百貨店やスーパーなど市内15カ所で一斉に発売する
函館駅前・大門地区の飲食店などでつくる函館都心商店街振興組合は、25日~8月4日の期間中、参加30店舗で、プレミアム付き商品券を使った買い物客に商店街共通商品券などが当たる抽選券を配布する川上誠専務理事は「消費拡大の効果を最大限生かすため、商店街としても盛り上げを図っていきたい」と意気込む
丸井今井函館店(本町)も同様の企画を用意買い物客に応募券を配布し、最大5万円分の商品券が当たる抽選会を行う
中学生以下の児童がいる世帯に、子ども1人あたり1万円分を交付する「子育てサポート商品券」の使用をにらんだ動きもある棒二森屋(若松町)は25日から、ベビーカーやランドセルなどの品ぞろえを強化子育て関連商品を充実させるほか、本館6階の子ども服売り場に授乳室を新設する
一方、函館朝市協同組合連合会は25、26日に「市民感謝祭」を開く秋の恒例イベントを時期を早めて実施函館朝市でプレミアム付き商品券を購入すると、カニなどが当たるスタンプラリーに参加できる
26日は午前9時から海産物などを特価で提供するほか、同11時半から綱引き大会を開催イカパン作りなどに挑戦する親子料理教室は25、26日午前10時から事前予約が必要申し込み、問い合わせは同連合会(TEL0138・22・7981)へ(山田大輔、金子真人)