函館市は25日、JR函館駅構内の市観光案内所をリニューアルした駅改札口側の入り口から案内所が分かりやすいようにL字型のカウンターを設けたほか、函館の風景写真や観光情報を紹介する大型ディスプレーを設置北海道新幹線開業後の観光需要増加を見据え、同時に応対できる案内員の人数を増やした
同駅の観光案内所は、JRのみどりの窓口などの奥に位置これまでは隣接する旅行センターのカウンターと横並びで、改札口側入り口から見えにくいなどの課題があった市は本年度当初予算に観光資源施設整備費として640万円を計上し、改修を進めていた
リニューアルにより、案内所を入り口の真正面から見えるようにカウンターをL字型に配置バックヤードも拡張して観光パンフレットなどの在庫量を増やし、常時4~5人の案内員が対応できるようにした
函館国際観光コンベンション協会によると、函館駅への列車到着後に利用する観光客が多く、交通機関の利用方法や市内近郊の観光スポットの周遊方法などの照会が多いというまた、利用客のうち2割程度が外国人観光客で、外国人客向けのWi?Fiサービスの照会などを行っている
リニューアルに合わせ、車いすに加えて、新たに貸し出し用のベビーカーを3台導入し、元町公園内の案内所にも2台を配置した今後、観光客の利用状況を見ながら増台を検討する(今井正一)