函館大妻高校(池田延己校長、生徒367人)で10日、2年ぶりの学校祭「大妻祭」が始まった。生徒が衣装を製作し、ランウェイを歩く伝統のファッションショー「大妻コレクション」が開かれ、15人のモデルたちが華やかなドレスに身を包み、デザイン性やパフォーマンスを競った。
新型コロナウイルス感染防止のため、一般公開は中止とし、全校生徒を2つのグループに分け、時間差でイベントを楽しむなど、密を避ける対策を講じた。
60年以上続く大妻コレクションでは、各クラスから代表のモデルを選出し、決められた金額内でドレスを製作する。5月中旬から製作を開始していた。15人が出場し、教員がドレスのデザインや音響、照明などを含めたランウェイ上でのパフォーマンスなどを審査した。
赤や緑、青色など鮮やかなドレスを身にまとった生徒がランウェイを歩き、ドレスを美しくみせるしぐさを披露したほか、素早い衣装チェンジのパフォーマンスも見られ、会場を沸かせた。モデルを務めた食物健康科3年の石橋レイさん(18)は「とても楽しかった。衣装製作で協力した友人らに心から感謝したい」と話していた。
学校祭は11日まで。(野口賢清)