年明けから函館市内でスタートする入学受験に向けて、道内学習塾大手「北大学力増進会」の正月特訓講座が１２月３１日、同会美原本部（美原１）などで始まった。受験生が志望校合格を目指し、正月休み返上で、本番に向けた総仕上げに臨んでいる。２日まで。
受験を控える中学３年生と高校３年生約３０人が受講。中学生は５教科、高校生は数学、英語の２教科で、午前９時半から午後４時半まで１コマ８５分の授業を４コマ開講する。
授業ではテキストを活用し、試験を想定した実戦問題や予想問題に受講生が挑戦。高校生は今年度から始まる「大学入試共通テスト」に向けた対策に取り組み、担当者は「過去問題がない中での受験なので、予想問題などから分析した傾向を伝え講座を進めている」とし、受講生は講師の解説のもと試験に向け、最終確認を進めていた。
函館亀田中３年の清水雄矢さん（１５）は「講座では苦手を徹底的になくしたい。（新型コロナウイルスの影響で）年始も外出はしないので、家で過ごす時間を勉強に充てたい」と意気込んでいた。（飯尾遼太）
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