プログラミングのスキルを測定・認証する「ジュニア・プログラミング検定」(サーティファイ情報処理能力認定委員会主催)で、函館市石川町のプログラミング教室「自由研究研究所」(三上裕司所長)に通う横滝元さん(13)=函館桔梗中学校2年=と丹実詩さん(12)=道教育大附属函館小学校6年=が、最上級の1級に合格した。同教室からの1級合格者は5人となった。
同検定はプログラミング言語「スクラッチ」を使用したスキルを測定し、課題のプログラムを作れるかを評価。4級~1級の4段階の検定がある。上級になると、仕様変更の技術を問う問題も出題され、実践的な内容となる。今回の試験は8月30日に行われた。
昨年11月から同研究所でプログラミングを学び始めた横滝さんは、2級以下の検定を受検せずいきなり1級に挑戦。100点満点中92点の高得点をマークし見事一発合格を果たした。「少し難しいと思ったけど、普段通り習った通りのことを出し切れた」と振り返る。
丹さんは昨年7月に教室に入会し、今年2月には3級に合格。2度目の検定受験で1級を一発合格し、「3級よりも数段難しかったけど合格できてうれしい」と笑みを浮かべる。
2人とも合格を励みにさらなるスキルアップに意欲を見せており、横滝さんは「みんなが便利に使えるアプリを開発してみたい」、丹さんも「計算して仕組みを考えるプログラミングが好きなので、もっと磨きをかけたい」と話している。(鈴木 潤)