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函館工業高新聞局 第10号の記念号発行 コレラとの闘い取材

 函館工業高校新聞局(山本かおり顧問)は、昨年8月に復刊した学校新聞「函館工高新聞」の第10号を発行した。初めて校外取材に挑戦した記念号で、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人が苦しんでいる現状を、約140年前の明治時代に函館でも流行を繰り返したコレラに重ね合わせ、近代水道敷設や検疫所設置の歴史を解き明かしている。
 山本教諭(国語科)の指導のもと、局員の中西伶旺さん(17)=環境土木科2年=、白取夏鈴さん(16)=情報技術科2年=が取材・編集を担当。これまでは学校内に目を向け、主にスポーツ大会や資格取得で優秀な成績を収めた生徒の活躍ぶりを紹介。今年度からは校外取材が認められ、全国高校文化連盟(高文連)にも加盟した矢先、コロナ禍で2度の臨時休校があり、取材活動どころではなくなった。それでも4月13日に7号、6月17日に8号、7月10日に9号と紙齢を重ね、同31日には節目の10号に達した。この間、コロナの影響で打撃を受けた部活動や、中止となった学校祭・体育文化大会もテーマとし、新聞製作を諦めなかった。
 10号について、山本教諭は「コロナ禍に苦しむ中で、感染症と向き合うにはどうすればよいか、函館の歴史から考えることができないかと思った。水道建設という工業高の学びを生かせる新聞が出したかった」と説明する。
 函館で郷土史を研究する中尾仁彦さんを学校に招き、コレラの流行や横浜市に次いで国内2番目に敷設された函館の近代水道の歴史について聞き取った。また、旧函館検疫所台町措置場(船見町、現在はティーショップ夕日)を実際に訪ね、店を切り盛りする大谷靖さん、せき江さん夫妻から建物の歴史を聞き、緑茶を楽しんだ。市中央図書館所蔵の水道工事などの写真3枚を借り掲載したほか、函館での水道敷設の歴史を年表にまとめ、見やすくした。
 白取さんは「もともと初対面の人と話すのが苦手だったけれど、中尾さんや大谷夫妻が優しく接してくれて、緊張せずに話すことができた」と成長を実感。中西さんは「実際は掲載した記事の5~10倍の文章を書いており、1枚にまとめるのが大変だった」と振り返る。
 B4判で、両面モノクロ印刷。1000部を発行し、全校生徒、教職員などが主な読者となっている。
 次号に向け、中西さんは「函館で水道ができた背景には、繰り返し起きた大火があるので、大火の歴史も調べたい」、白取さんは「読んで楽しく、みんなが気になる話題を取り上げたい」と意気込む。山本教諭は「コロナ対策を万全に講じた上で、慎重に校外取材を続けたい」と話す。
 高文連の道南支部大会は、春(6月)が中止となり、秋(11月)も開催は未定。高文連新聞専門部の全道大会は、当初は札幌開催だったが、11月15日にオンラインでの開催が決まっている。(山崎大和)

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