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新道南スタイル/高校の文化部で感染対策進む

 新型コロナウイルスの感染拡大による休校が明け、学校が再開してから3週間が過ぎた。函館市内の高校では授業のほか、部活動も感染防止策を講じながら進められているが、文化部に所属する生徒や顧問からは「新しい生活様式」に困惑の声も聞かれ、模索が続けられている。
 函館工業高校軽音楽部(猪股将伍部長)では、例年この時期に上級生が新入部員の1年生にパートごとに演奏の基礎を指導しているが、今年は部員同士が距離をとり、練習に打ち込んでいる。このうち、ギターパートの練習では弦の押さえ方や弾き方など上級生が実際に手本を見せながら指導に当たるが、猪股部長(17)は「お互いに距離をとりながら、弾き方を教えるのは難しく、まだまだ戸惑いがある」と話す。
 また、練習中は窓を開けて換気に努めているが、騒音とならないよう、大きな音を出す練習は防音設備のある教室で行っている。顧問の佐藤芳胤教諭(32)は「練習ではマイクを使うこともあるが、複数で共用しないよう気を付けている。本来は個人用のマイクがあるのが理想だが難しい」と打ち明けた。
 市立函館高校演劇部(浅原菜月部長)では「新しい生活様式」に合った演劇の創作を進めている。
 同部では活動再開後から、屋外で約1メートルの間隔を空け、部員が横並びで同じ方向を向き、発声練習や台本の読み合わせに励んでいる。現在は10月の道高文連の地区大会に向け、競歩大会の様子を描き、役者が歩きながらストーリーが展開していくオリジナルの劇に取り組んでいる。本来は身体接触のある演技を含む台本だが、距離を取って対面しない形での表現を試みている。浅原部長(17)は「距離があるとセリフのやり取りなどコミュニケーションがとりにくいが、新しい演劇の形として仕上げたい」と前向きだ。
 現状、地区大会まで公演の予定は決まっていないというが、顧問の丹通史教諭(47)は「生徒たちに演劇をやらせたいのが本音。なんとか成果を披露する機会を作ってあげたい」と思いやった。(飯尾遼太)










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