函館市教委は19日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて2学期以降に延期としていた修学旅行について、対策を講じて実施するよう市内の小中学校に通知した。小中学校ともに日程を1泊2日とし、旅行先は小学校が市内や近郊、中学校は渡島、桧山、胆振、後志に変更。移動もJRやバスなどの陸路に限定する。また、宿泊研修は日帰りとし、市内近郊で行う。
市教委は全国、全道の感染状況の推移とともに、校長会事務局メンバーとの協議、各小中学校を通じて聴取した保護者の意見などを反映させ、実施を決定。児童生徒が不安なく参加でき、保護者が安心して送り出せるよう、コロナ対策を工夫したり配慮するよう呼び掛けている。
中学のみ通常2泊3日の予定を短縮。移動は感染状況の変化などで旅行が継続できなくなった場合に迅速に対応できるよう、移動距離を短くし陸路とする。旅行先は各校が決めるが、これまでの行き先が青森県が多かった小学校は、函館市およびその近郊とし、道南の歴史や文化の学びを深めてもらおうと縄文文化交流センターを含む見学先を検討。岩手県などが多かった中学校は渡島、桧山、胆振、後志とし、実施期間は2学期中を想定する。
実施に当たっては、「3密」を防げるよう宿泊先での部屋割りや移動、見学先での活動にもコロナ対策を徹底する。感染状況による予定の変更なども考えられることから、説明会で旅程について紹介するという。
小学5年生と中学2年生の宿泊研修は日帰りに短縮し、市内および近郊を巡るという。市教委は「安全に十分配慮して実施してほしい」としている。(小杉貴洋)