遺愛女子高校(福島基輝校長)の普通科一般コース3年生129人は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、予防などを呼び掛けるポスターを制作した。手洗い、うがいやソーシャルディスタンス(社会的距離)、密閉、密集、密接といった「3密」などのポイントを示しており、今後、校内や同学院の幼稚園などに掲示して、予防の啓発に役立てる。
「保健」の授業科目の一環で、ウイルスの感染拡大による4月中旬から5月上旬にかけての休校期間中の課題として生徒が制作。各自テーマを決め、A4判の画用紙に、文字やイラストを施してわかりやすいポスターに仕上げた。
加藤瑠菜さん(17)はソーシャルディスタンスをとることをイラストで表現。文字は赤色で強調し、見る人の目を引くデザインに。八代夢楽さん(17)はウイルス感染拡大が続く中でも生徒に元気に過ごしてほしいと、「コロナに負けるな」というメッセージを地球のイラストとともに描いた。制作した生徒たちは「ポスターを通じて、感染予防を徹底してもらえたら」と声をそろえる。(飯尾遼太)