公立はこだて未来大学（片桐恭弘学長）は２３日、同大会議室で卒業式と大学院修了式を開いた。新型コロナウイルスの感染予防対策として、代表学生３人と教員１２人が参列し、式の模様は卒業生らに向けてインターネットで配信した。
本年度の卒業生は情報アーキテクチャ学科１１７人、複雑系知能学科９７人。大学院修了者は４９人。
毎年同大体育館で開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けて小規模化。オンライン会議システム「Ｚｏｏｍ（ズーム）」を利用して、式の様子をリアルタイムで配信した。
式には、学部卒業生を代表して林友佳さん、博士前期課程修了者からは永井陽太さん、同後期課程からはトーマス・ジェームス・ティアムリーさんが出席。片桐学長が卒業証書・学位記を手渡し、「明日から未来大学卒業生として誇りを持って進んでいってもらいたい」とエールを送った。
式の動画は今後、編集して大学ホームページにも公開予定。参列できなかった卒業生らには卒業証書・学位記が郵送で届けられる。
林さん（２２）は「卒業生代表として責任を感じて緊張した。友達と一緒に記念撮影できないのは残念だが、未来大らしい方法。感謝したい」と話していた。（早坂直美）
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