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遺愛本館の歴史実感 教職員が改修工事見学

 大規模な改修工事が行われている国重要文化財「遺愛学院本館」(函館市杉並町)で3日、遺愛女子中学高校の教職員ら30人を対象にした見学会が開かれた。昨年まで実際に使われていた館内の床板などが外された各教室などを見回り、110年以上が経過した歴史の重みを肌で感じた。
 本館は木造2階建てで、遺愛女学校が元町から移転した1908(同41)に完成。2004年に重文に指定され、改修工事は創立150周年となる24年度の完成を目指している。
 この日は、保存改修の設計監理を担う公益財団法人文化財建造物保存技術協会の内海勝博さん(49)が、館内工事の進ちょく状況などを説明しながら館内を巡った。1階にはこれまで職員室として使われた部屋やシンボルの丸階段などがあり、特に第2職員室の床板の下には、丸階段を設置する際に建設当時の作業者が墨で即席の図面を引いた板も見つかったことが紹介され、一行の興味を引いていた。
 内海さんは「腐食がなく使えるものは最大限使って補修するので、変わることなく従来通りでお返しできる」と話した。そのほか、2階ではバルコニーや煙突があった名残なども見学。参加した教職員からは「久しぶりに階段を上った」や「床一枚はがしただけなのに違う建物みたい」などの声が上がっていた。(小杉貴洋)










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