目指せ、志望校合格!―。道内学習塾大手「北大学力増進会」の正月特訓講座が12月31日、同会美原本部(函館市美原1)などで始まった。2日まで3日間、中学・高校受験を控えた小中学生が年末年始の休みを返上して授業を受ける。
冬休みに合わせた冬期講習会と別に、受験に臨む小学6年生と中学3年生の計約80人が受講。中学生は1日4コマ(約5時間)の授業で正答率が低い問題などを中心に解答のポイントを学んだ。
美原本部の担当者は「今年は地震や台風の影響で休校が多く、終業式前から冬期講習の日程を組んだので、子どもたちは休む間もないと思う」と気遣った。
公立進学校への合格を目指す、道教育大附属函館中3年の川合隼世(しゅんせい)君(15)は「正月は気が緩みやすい。気合を入れて勉強したい」、赤川中3年の佐藤瑞恵さん(15)は「数学の規則性や理科の計算など点差が付く問題を解き、実力を伸ばしたい」と話していた。
中学受験は6日の附属中を皮切りに始まる。公立高の受験日は3月5日。(深津慶太)