NIE(教育に新聞を)の実践を研究する「第17回渡島地区セミナーin函館」(北海道NIE推進協議会主催)が16日、函館西高校で開かれた。時事問題を取り上げた公開授業では、生徒たちが活発に意見交換し、知識を深めた。
公開授業は「ミニ討論会をしよう~新聞を活用した言語活動」と題して、同校の小牧陽二郎教諭が国語の授業を展開。代表生徒2人が自分の興味がある問題について意見発表した。その後、「サマータイムの導入」をテーマにグループに分かれて意見交換した。
グループ内では「帰宅後の余暇時間が増える」などの肯定的な考えや、「早まった分だけ就業時間などが増える」など否定的な声も挙がり、多数の意見から合意形成を目指した。
このほか、函館えさん小の山田肇教諭、函館亀田中の白尾拓也教諭が実践発表した。
公開授業で意見発表した1年の佐藤礼菜さん(16)は「新聞を読む機会は少なかったが、これをきっかけにニュースにもっと関心を持ちたい」と話していた。(小杉貴洋)