【七飯】ななえ福祉会藤城保育園(新山幸子園長)で9月28日、犬との触れ合い講習会が開かれた。園児57人が犬を抱いたりなでたりしながら、犬との関わり方や命の大切さを学んだ。
近年増えている犬と子どものトラブルを未然に防ごうと、TKドッグスクール(上藤城、加藤大希代表)が2015年から実施しており、今年で4回目。加藤代表と妻の知宏(ちひろ)副代表が、3頭の犬とともに来園した。
園児は、飼い主に「触っていいですか」と声を掛け、手の臭いをかがせてからなでるという、犬と触れ合う手順やコツを教わり、実際に体験。膝に乗せたり、頭や体をなでたりして、うれしそうに犬と触れ合った。
スピーカーを通して、人間の心音と聞き比べながら犬の心音を聞く場面もあり、「大事な命。ワンちゃんを見たら、ぜひ優しくしてあげて」という言葉にじっと耳を傾けた。
自宅で犬を飼っているという祖濱さくらちゃん(6)は「抱っこするのが楽しかった。犬の心臓の音は大きかった。家のワンちゃんも大事にしてあげたい」と話していた。(早坂直美)