【福島】福島、吉岡両小学校の5年生計16人は9月28日、町三岳地区の国道228号沿いの水田で黒米「きたのむらさき」の稲刈り体験を行った。
町の「教育ファーム推進事業」の一環で、町黒米生産会が作付けする水田76アールの一部を借りて実施している。
例年は田植え体験も行うが、今年は5月の長雨により中止になったため、子どもたちは水田に入るのは今年初めて。この日は朝の雨で水田はぬかるんでおり、子どもたちは鎌を手に、慣れない泥に足をとられながらも一株ずつイネを刈り取った。
福島小の田澤慶明君(10)は、「稲刈り中に転んで泥だらけになってしまったけれども楽しかった。家に帰って着替えたい」と話していた。刈り取った黒米は、来年2月の食育教室で、子どもたちがさばいたイカ料理とともに味わう予定。(神部 造)