【松前】松前町小中一貫型小学校・中学校(愛称・松前学園)の開校式が2日、松前中学校グラウンドで開かれた。松前中と松城、大島、小島の各小学校の児童生徒321人と教職員65人が一堂に会し、今年4月からスタートした町の小中一貫教育の発足を祝った。
小中一貫型小学校・中学校は、児童生徒の学力向上や、いわゆる「中一ギャップ」の解消を目的に、小学校と中学校が目標を共有し、各教科で9年間の教育課程を編成し、小学校と中学校の教諭が連携して一貫した教育を施す。道内では昨年4月時点で4町が取り組んでおり、渡島管内では今年度から松前町のほかに八雲町の各小中学校で実施している。
開校式であいさつに立った大橋栄寿学園長(松前中校長)は、「教育目標の『松前愛』、『挑戦』『感動』をキーワードに、教職員、児童生徒の全員で、日本一の松前学園を目指していきましょう」と呼び掛けた。
児童生徒を代表して、松前中学校生徒会長の熊谷結奈さんが「校舎は別々ですが、心を一つに頑張っていきましょう」と宣誓した。(神部 造)