函館神山小学校(山田幸俊校長、児童311人)で23日、「味覚の授業」が行われた。6年生26人が味覚の違いを体感し、食の大切さを学んだ。
「味覚の一週間」実行委(東京)が主催。フランスで発足した味覚教育の事業で、日本では2011年から全国の小学校を対象に実施。この日は、フォーポイントバイシェラトン函館(若松町)調理部の大西亨典さんが講師を務め、児童がグミや塩などを口にし、味の基本となる「塩味」「酸味」「苦味」「甘味」「うま味」を体感した。このほか、体験学習では、鶏肉とレタスをライスペーパーで包んだ「タコス」の調理を楽しんだ。
大西さんは「味覚の5感を刺激することで周囲を観察できるようになったり、想像力が自然と沸くようになる」と解説。葛西季里さん(11)は「5感が知れて良かった。苦いのは苦手だけど、これからはいろいろな食をたのしみたい」と話していた。(木村京子)