函館商業高校の珠算部は、1日に東京都で行われた「第64回全国高等学校珠算・電卓競技大会」で電卓の部団体競技で7位のほか、個人総合競技では珠算の部と合わせて2等や種目別の佳良など、過去最多の入賞を果たした。
大会には、全国の203校から約500人が参加。同校からは、6月に札幌市で行われた予選大会を勝ち抜いた珠算の部5人、電卓の部4人が出場した。競技内容は、普通計算や応用計算を計600点満点で競い、個人総合3人の合計点で団体の順位を決める。
電卓の部で個人総合競技2等に輝いた本田悠人君(2年)は「授業や宿題など勉強して力を積み上げた。来年は優勝を目標にして頑張りたい」、3等と応用計算佳良に入賞した佐藤衣里華さん(3年)は「悔しい気持ちはあるが、団体で7位はうれしい。来年は上の人を超す勢いで頑張りたい」と意気込んでいる。
珠算の部は、団体競技12位の佳良に入賞。個人総合競技3等と種目別読上算の佳良に入賞した斉藤寿々菜さん(2年)は「手が震えて緊張していたけど、始まったら緊張が解けてそこそこの点数がとれた」と振り返った。
このほか、珠算の部種目別読上暗算佳良に高橋芽生さん(3年)、電卓の部個人総合競技佳良に須川玲司君(2年)が入り、小見山俊吾君(2年)は応用計算の佳良とダブル入賞を果たした。
顧問の谷口真一教諭は「本番でなかなか力を出すのは難しい。さらに上の成績を目指し頑張ってほしい」と期待を寄せている。(木村京子)