コミュニケーション英語能力試験のTOEIC(トーイック)を専門に指導する函館初のスクールが10日、美原町会館(美原3)で開講した。生徒は単語力やリスニング力を磨き、試験本番に備える。
スクールは、市内2カ所で英語塾を運営する市民団体「母子家庭教育支援協議会」の森田実代表(72)が主宰。講義は北大大学院に通う外国人3人が全て英語で行う。
この日は小中学生対象のトーイックブリッジコース、高校生以上のトーイックコースともに8人が授業を受けた。大学入試や就職対策、仕事で英語を使うなど、受講の動機はさまざまだ。
授業ではCDを聞きながらリスニング問題を解いた後、講師がポイントを解説。函館高専に通う女子生徒(17)は「講師の先生がCDを止めて逐一説明してくれるので分かりやすい。学校の授業の理解度も上がりそう」と話していた。
森田さんは「TOEICに必要性を感じて来てくれたのはありがたい。グローバル化社会の中、生徒のニーズに応じた授業を展開していきたい」と意気込みを見せた。
生徒は随時募集しており、毎週土曜日午後2時半~同3時45分にトーイックブリッジコース、同~午後5時にトーイックコースの講義を行う。月謝はトーイックブリッジが6000円、トーイックが8000円(別途テキスト代が必要)。
申し込み、問い合わせは森田さん(☎090・2767・5586)へ。(稲船優香)