【北斗】高校生による料理コンテスト「みんなの牛肉料理甲子園」(実行委主催)がこのほど、札幌市内で開かれ、大野農業高校食品科学科1年の阿部姫和(ひより)さん、海川愛和(あいな)さん、中谷静音さんの3人が考案した料理「ふわとろ♡ミルキー×ロービーサンド」が、会長賞に選ばれた。
道産牛肉の消費拡大を目的に道産牛肉を使用し、独創性に富みながらも家庭料理として再現できるレシピで競った。今大会はレシピの書類審査に道内外から13校34チームの応募があり、このうち5組が12月の本戦実技審査で料理を披露した。
ロービーサンドはローストビーフや野菜をクロワッサンで挟み、ヨーグルトソースをトッピング。牛の角に見立てモッツァレラチーズを乗せ、味だけでなく見た目にもこだわった。実技審査は2人1組での出場がルールのため、当日は海川さんと中谷さんの2人で挑戦。他チームのコック服姿に気後れしたというが、2人で作業を分担したことで優勝、準優勝に次ぐ会長賞をつかんだ。大会ではルール上、市販の材料を使用したが、考案したレシピでは同校で生産しているプレーンヨーグルトやチーズなどを使用している。
阿部さんは「実習でヨーグルトづくりやパウンドケーキづくりなどいろいろなものに挑戦していて、食品製造の勉強をもっと頑張りたい」、中谷さんは「調理関係を目指し、食品製造や衛生管理に関する知識をさらに身に付けていきたい」、海川さんは「今学校で学んでいる食品の知識を生かせる仕事を目指したい」と、それぞれ抱負を語った。(野口賢清)