函館市内の小学校、義務教育学校で15日に開かれた3学期の始業式に合わせて、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手から贈られたグローブが各校でお披露目された。高丘小(若林慎也校長、児童234人)では児童2人が早速キャッチボールを楽しみ、見守っていた子どもたちにも笑顔が広がった。
グローブは右利き用2個と左利き用1個が全国の小学校に送られ、小指部分の内側には大谷選手のサインプリント入り。同校にも市教委を通して12日午後に到着した。「次の世代に夢を与え、勇気付けるシンボルとなることを望んでいます。野球しようぜ」との大谷選手のメッセージ1通が同封されていた。
若林校長からグローブを受け取ったのは、6年の石谷颯大君(11)と、岩城来悟君(12)。2人は野球少年団「函館BBCフェニックス」に所属し、大谷選手は「大好きです」と声をそろえる。2人は右利き用のグローブをはめてしばしキャッチボールを楽しみ、石谷君は「待ちに待ったグローブが届いて興奮しています」と目を輝かせていた。
同校はグローブを体育の授業に活用するほか、休み時間に各クラスに割り当てるなどして、なるべく多くの児童に触れてもらいたいとしている。(神部 造)