北欧・フィンランドの文化を発信するイベント「フィンランドに触れて旅気分」が22日午前10時半から、函館空港(高松町)国内線旅客ターミナルビル3階で開かれる。フィンランド式のテントサウナや同国発祥のスポーツ「モルック」を体験でき、トークショーで現地の文化への理解を深める。
飲食店支援などのまちづくりに取り組むハコダテミライカモン(矢田項一代表)、フィンランド政府観光局、日本モルック協会の共催。新型コロナウイルスの影響で海外渡航が難しい中、旅行気分を味わってほしいと企画した。
当日は同ビル3階の展望デッキにテントサウナを設置。テント内で薪ストーブを焚き、サウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるのがフィンランド式で、体感温度は120度を超え、発汗作用が促される。午前10時半からのトークショーでは、函館市出身でフィンランド政府観光局日本代表の沼田晃一さんらがサウナをはじめとした現地の文化や函館とのつながりを紹介。サウナは午後5時~同6時で無料体験ができる(申し込み不要)。
モルックは木の棒を投げて得点を競うもので、年齢や障害の有無に問わず誰もが楽しめるユニバーサルスポーツとして注目を集めている。当日は午前10時半~午後3時で体験コーナーを設け、午後1時からは日本モルック協会がその魅力を伝えるトークショーもある。
矢田代表は「サウナ後は外気浴で幸せな気持ちになり、食事もよりおいしくなる。イベントをきっかけにコロナが終わったらフィンランドに行きたいと思ってもらえたら」とPRする。
2つのトークショーは定員40人で参加費2000円。二次元コードの専用ページから申し込む。(飯尾遼太)