【乙部】グルメイベント「はこだてFOOD(フード)フェスタ2020」が中止されたことを受け、町栄浜から出店を予定していたアルズキッチン(三上良介代表)は24日午前11時半から、町館浦のギルドエンデバー(山内章弘店長)で、準備していた食材を使い調理した料理を、特別価格で提供する。(入江智一)
21日からフェイスブックで料理の提供場所などを求めていた三上代表の呼びかけに、ギルドエンデバーや江差町のイタリア風居酒屋パレス(工藤為義代表)など町内外の飲食店と農園などが応じ実現。ギルドエンデバーを運営するアドバンス(長野県佐久市、白井博隆代表)は、姉妹店「エンデバー」(函館市湯川1)がフードフェスでミニパフェの販売を予定していたところ在庫を抱え、函館市内の事業者から在庫処理の救援処置を受けたことから、同社としても支援出来ることをと、アルズキッチンへ販売機会提供を申し出た。
当日は、ギルドエンデバーのメニューに、アルズキッチンがフェスで販売を予定したアメリカ南部料理2種を加える。また、パレスや居酒屋和がや(乙部町緑町、堀之内信次郎代表)の特別メニューも並ぶほか、厚沢部の庄山農園がアスパラを販売する。
アルズキッチンの三上代表は「町内外の皆様の協力を得て料理提供の機会をいただいた。おいしいアメリカ南部料理などを用意していますので味わいに来てください」と来店を呼びかけている。午後8時半まで。問い合わせは、ギルドエンデバー(0139・56・1300)へ。