函館市恵山地区の一大イベント「第33回恵山ごっこまつり」(実行委主催)が2月9日午前11時から午後1時半まで、道の駅「なとわ・えさん」(日ノ浜町)前特設会場で開かれる。メインのゴッコ汁(1杯400円)の提供のほか、生ゴッコや生干しゴッコ、新鮮な魚介類などを販売する。
イベントは、12月~翌年3月に水揚げする地域名産の冬の味覚「ゴッコ」(ホテイウオ)の知名度アップと販路拡大を図るため、1991年から開催。昨年は臨時駐車場を拡大したこともあり、例年より3割ほど多い約2900人が来場し、名物のゴッコ汁は午前11時50分ごろにチケットが完売、850杯を売り上げた。
ゴッコ汁は元恵山地区女性団体連絡協議会のメンバー9人が、前日から下ごしらえし、一夜干ししたゴッコの雄と雌約130匹を使って作る。このほか、えさん漁協の尻岸内や古武井、日浦の青年部、八雲漁協青年部、砂原漁協ホタテ養殖部会、地元飲食店がブースを構え、鮮魚、タコ、ツブ、ホッキ、特製焼きそば、鉄板焼き、おでんなどを販売する。また、キッチンカー4台の出店や無料のポニー乗馬体験も。
市恵山支所産業建設課は「長年続く地域のイベントで、地元のお母さんたちが作った温かくおいしいゴッコ汁をぜひ味わってほしい」と来場を呼び掛けている。
ゴッコ汁の購入はチケット制で、午前10時半からチケットを販売する。問い合わせは、同課(0138・85・2336)へ。(竹田 亘)