【松前】高校の書道部員らが音楽に合わせてダイナミックに筆をふるう「第7回金子鷗亭記念書道パフォーマンス」(文化の香り漂う書のまちづくり推進協議会主催)が13日、松前町民総合センターで開かれた。道南、札幌、青森から過去最多の13校が出場し、179人が趣向を凝らしたパフォーマンスを披露した。
今年は初参加の札幌静修高、昨年に引き続いて参加した弘前実業高をはじめ、函館中部、札幌龍谷、桧山北、函館白百合学園、松前、函館西、江差、函館大妻、市立函館、南茅部、遺愛女子の各校が出場。また特別参加として地元の松城小学校と松前中学校の児童生徒も出場し、パフォーマンスを披露した。
会場では生徒たちが太い筆を抱えて縦4メートル、横6メートルの紙の上を駆け回り、観客は手を真っ黒に染めて作品を仕上げる生徒の熱演に見入っていた。中盤には、ゲストの書家加藤有鄰(ゆうりん)氏の席上揮毫(きごう)と、色紙の抽選会が行われた。
函館西高の書道部長志村由美さん(3年)は「部員は1週間前から毎日練習を重ね、1年生にはダンスで盛り上げてもらい、息の合ったパフォーマンスができた」と話していた。(神部 造)