はこだてみらい館(若松町、キラリス函館3階)で、宇宙をテーマにした夏の企画展「The Future is Space―みらいは宇宙にある―」が開かれている。宇宙からの視点で地球や天体が見られる衛星撮影シミュレーターや宇宙食の販売など、宇宙への関心を広げるコンテンツを用意している。8月20日まで。
目玉はソニーグループ(東京)が協力し、地球上の地形や天体を巨大ディスプレー・メディアウォールに映し出す「スペースシューティングラボ」。同社は宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと、超小型人工衛星「EYE」を通じ宇宙や地球を見る体験システムの提供を目指しており、同システムをシミュレーターで再現している。展示は東京、米国・ラスベガスに続いて道内は初めて。期間中午前11時、午後1時、同3時の1日3回、パネル上のダイヤルやスティックを動かして衛星の位置や角度を操作し、さまざまな視点から宇宙に触れることができる。
このほか、午前11時~午後2時には水や湯を注いで作るおにぎりやフリーズドライのたこ焼きなど宇宙食を販売。週末には宇宙にちなんだものづくりワークショップもある。スタッフの桑村詩音さんは「気軽にみらい館に立ち寄り、コンテンツを通じ宇宙を体験してほしい」とPRしている。
入館料は300円。時間は午前10時~午後8時。(飯尾遼太)