• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 4/26
    函新ウイークリーレビュー
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

近藤さんの「一握の砂」論考掲載 文芸誌「視線」8号

 函館の文芸誌「視線」(和田裕編集長)の第8号がこのほど、完成した。巻頭には特別企画として、元国際啄木学会会長の近藤典彦さんが「『一握の砂』-その成立と構造の考察」と題した論考を寄せた。
 2010年に復刊した同人誌で「視線の会」が毎年1冊発行している。今号は評論、詩、小説、随想を合わせて14本を掲載した。
 近藤さんは啄木来函110年の節目の昨年9月、函館で講演したほか、啄木の歌集「一握の砂」「悲しき玩具」の解説本を出版。視線に掲載した論考では、歌集の出版が決まってから「一握の砂」として完成するまでの収録した歌の変遷を追った。
 また、ロシア極東連邦総合大学函館校の元副校長セルゲイ・アニケーエフさんはプーシキンの評論を寄せた。新同人の水関清さんは「『山月記』における『虎』の研究」と題して、中島敦の評論などを執筆。和田編集長(71)は「水関氏は市民文芸の常連。作家論、作品論としてのバランスが良い内容で、説得力のある評論となっている」とする。
 編集後記では昨年道立文学館が「図録・作品集 北方文芸2017」で「視線」が取り上げられたことに触れた。和田編集長は「今後は若い人、高校生の作品も掲載していきたい。函館ゆかりの文人を取り上げ、市民に資料として提供していく」と話している。
 A5判、143ページ。一部500円で、三省堂書店(川原町4)で販売している。(今井正一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      2. 公用車で物損事故、職員を懲戒処分 函館市
      3. 愛犬と楽しむ道の駅に みそぎの郷きこないにドッグラン完成
      4. 開幕戦は函水―函西 春季高校野球、組み合わせ決まる
      5. 大泉市長「実現に向け検討」 新幹線函館駅乗り入れ 市議に初めて直接説明
      6. コース・会場を視察 アイアンマン運営WTC関係者来日
      7. 無事故無違反で賞品ゲット セーフティラリー5月1日から受け付け
      8. はいや建築設計事務所が破産開始決定 負債3000万円
      9. 函大谷が団体戦優勝 個人戦3階級V 柔道・高体連春季大会
      10. 看板で誤進入防止を 自転車海中転落事故で現場診断 西署

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月27日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト