函館市地域包括支援センターゆのかわ(佐々木康寛施設長)は15日、函館フットボールパーク第2クラブハウスで東央部第一圏域地域ケア会議を開いた。「新型コロナウイルス感染症の影響と課題について」をテーマに、町会や医療、介護保健事業所の関係者、学校職員ら16人が参加。他機関との協力体制の構築に向け意見を交わした。
会議は同センターが定期的に開催。地域の課題解決策の検討のほか、地域一体となった認知症支援対策などにも積極的に取り組んでいる。
会議では高齢者の自宅訪問の拒否や民生委員など委員同士の情報共有が希薄になったことなど、活動する上で影響した点を紹介したほか、電話での状況確認を行った取り組み、「地域での児童の生活の見守り」や「学習支援者の人材情報」など参加者に協力を求める意見もあった。
えにしあ調剤薬局の三上夕介薬局長は「想定外の状況だった。緊急時には横のつながりも重要。薬局として地域とどのようにつながり出来る範囲での対応を考えていきたい」と述べた。(木村京子)