函館視力障害センター(島村力夫所長)は26日、函館市湯川町1の同センターで今年度卒業式を開いた。卒業生3人のうち2人が出席し、新たな道への飛躍を誓った。
同センターは視覚に障害がある人に対し、自立訓練や就労移行支援、施設入所支援を行う指定障害者支援施設。あん摩マッサージ指圧師やはり師などの国家資格取得などを目指し3年間、専門的な知識や技能を学ぶ。
式では、島村所長が一人一人に卒業証書を手渡し、「患者さんを理解し、寄り添い、心のこもった施術を提供できる専門職を目指して欲しい」とエールを送った。
卒業生を代表し、高橋知子さん(47)は「数多くの思い出をありがとうございました。知識と技術をもとに、さらに研さんを重ね大きく成長していけるよう日々まい進していきたい」とお礼の言葉を述べた。(木村京子)