• 7/19
    函新ウイークリーレビュー
  • 求人情報
    事務、総務経理スタッフ

いのちのホットライン 15年度の相談123件

 函館市が自殺予防を目的に開設している「函館いのちのホットライン」に、2015年度寄せられた延べ相談件数(相談者数)は、前年度比39件減の123件だった。市保健福祉部は「一人で悩みを抱え込まず、相談してほしい」とする。
 11年6月に設置。毎週月曜・金曜日の週2回、午後5時半から同8時半まで開設しており、相談支援業務の経験者が悩みやストレスなどを抱えている市民の相談に、匿名で対応している。開設日数は103日で、1日当たり1・2人から相談が寄せられた。
 同部によると、相談の主な内容は、一人でいるのが寂しいなどして「話を聞いてほしい」というものが全体の3割を占めたという。次いで健康問題に関する相談、家族や人間関係に対しての悩みなどで、最も深刻な希死念慮(自殺願望)は6件と、前年度から5件減少した。
 相談者の年代は、40歳代が55人と最多で、60歳代の21人と続く。20歳代は4人、10歳代0人と例年件数は少ないが、全国的に若年層の自殺は後を絶たない。市は18~39歳対象の相談支援、居場所づくりとして、北海道国際交流センターに事業委託し、同センター内(元町14)に昨年8月、フリースペース「ヨリドコロ」を開設。引きこもりがちな人の外出の契機にしたり日常生活の中で安らげる場で、要因が多岐にわたる自殺の予防につなげる狙いがある。
 また、道は地域ぐるみで自殺未遂者を支援する体制づくりを検討しており、今後道南エリアをモデル地区とした取り組みを進める予定という。同部は「ホットラインをはじめとした自殺予防対策は、関係機関との情報共有や市の部局全体で取り組まなければならない」としている。
 道警函館方面本部によると、昨年1年間の市内の自殺者数は前年比12人減の64人だった。ホットラインは☎0138・32・1548。(蝦名達也)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 商業高で学級閉鎖
      2. 夏の港町、華やかに駆ける 「花電車」運行開始
      3. 窃盗の疑い、市職員を逮捕 不正に現金引き出す
      4. 鹿部町が「日本子育て支援大賞」受賞 手厚い支援が評価
      5. 桔梗中教諭、起訴内容認める 初公判
      6. ざいだんインフォメーション/第25回ざいだんフェスティバル 5年ぶり、企画多彩に
      7. 函館真昆布のうまみPR ラーメン総選挙に挑戦
      8. 市立函館と渡島、江差で前週上回る コロナ感染状況
      9. 中山さんと荒木さん、生命保険協会の奨学生に
      10. 若松町で電動アシスト自転車のシェアリングサービススタート

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      7月27日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト