函館市共同募金委員会(村瀬充会長)は、2023年版の寄付金付き函館市限定ご当地ピンバッジのPR動画を作成し、ユーチューブで公開した。競輪選手のOB組織、日本名輪会が協力し、メンバーが寄付を呼びかけている。
寄付金付きご当地ピンバッジは、赤い羽根共同募金に500円を寄付すると、1個もらえる仕組み。23年版は新選組の土方歳三と函館の夜景をデザインしたものの2種類で、函館をアピールするデザインになっている。
名輪会の協力は社会貢献活動の一環。動画に出演したのは、函館を拠点に活躍した藤巻昇さん(北海道・22期)と阿部道さん(宮城・23期)、坂本勉さん(青森・57期)の3人。函館競輪のPRキャラクターりんりんも加わった。
7月中旬に撮影。8月31日に函館市社会福祉協議会のユーチューブチャンネルで公開した。名輪会の事業や活動の説明と、ピンバッジと募金の仕組みを紹介する内容。函館市共同募金委員会の担当者は「PR動画作成は初めての取り組み。ぜひ見てほしい」と話す。
今年のピンバッジは土方と夜景を1000個ずつ作製した。例年以上に反響が大きく、それぞれ残りわずかとなったことから、8月に700個ずつ追加発注した。担当者は「これだけ早い時期に追加したことはない。例年以上に人気」と驚く。
ピンバッジは社協窓口のほか、函館市地域交流まちづくりセンターや市青年センターなど市内15カ所で取り扱っている。
募金の問い合わせは社協内の函館市共同募金委員会(0138・23・2226)へ。(松宮一郎)