• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 動画ニュース
    豪華客船と豪華寝台列車、函館で〝共演〟
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 4月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 4/19
    函新ウイークリーレビュー
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

患者の容体を遠方で把握、函病がシステム導入

 市立函館病院(港町、木村純院長)は、心臓ペースメーカーや植え込み型除細動器(ICD)などを利用する患者の状態を把握する「遠隔モニタリングシステム」の導入を始めた。脈拍の状態やペースメーカーのバッテリー残量などを、電話回線を通じて病院側へデータ送信するもので、道南の医療機関では初めての試み。同院循環器内科の蒔田泰宏科長は「患者の不安を和らげ、適切な診療に役立てたい」と話している。
 ペースメーカーは脈が遅い人などの皮下に埋め込み、心筋に電気刺激を与えて正常な心拍を補助するもの。ICDは致死性の不整脈などを察知すると、電気ショックを発生させ突然死を防ぐ装置で、これらの機器を同院で新規に植え込む患者は年80~100人に上る。
 モニタリングは2008年から日本に導入されており、同院では国内での使用が認められている4社ほどの機種に対応。患者の自宅にデータ送信機を設置し、ペースメーカー内に蓄積された心臓や機器の状態を示すデータが、電話回線を通じて医師のパソコンや携帯電話、専用サーバーに送られる仕組みだ。
 1日分のデータは毎日午前2~4時に自動送信され、病状悪化やリード(導線)の断線などの植え込み機器の不具合が生じた場合は、即座に通知される。心不全によって血液中の水分が肺にたまっていないかどうかも同時に確認できる。
 手術後には年2~4回程度植え込み機器の定期検診を受ける必要があるが、モニタリングによって年1回に負担を軽減。患者の中には松前や奥尻、青森県在住の人もおり「天候が悪く、どうしても来院できない患者の精神的負担も軽減できる」。また、同院ではこれまでバッテリー切れなどが要因で急変し、救急搬送されてきた患者もいるといい、導入によるトラブルの早期発見が期待される。
 送信機の患者負担はなく、旅行などにも携帯可能。今後新規に機器を植え込む患者を対象に、モニタリングの導入を進める考えだ。(蝦名達也)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 函館高等技術専門学院で入学式 30人が技術者へ歩みだす
      2. 傷害容疑で森町の男逮捕
      3. ホテルテトラ、20日に屋上ビアガーデン営業開始
      4. 無免許とひき逃げ容疑で男を逮捕
      5. 函館で桜が開花、過去2番目の早さ 24日満開に
      6. S・イーグル黒星スタート サッカー・カブスリーグU15
      7. エガオが函館産マコンブ粉末を使った粉末調味料4種類発売
      8. ざいだんインフォメーション/屋外スポーツ施設活況
      9. 函館の桜開花、20日予想
      10. 道の駅横綱の里ふくしま ウルフマンと友情パワーで盛り上げ

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      函館新聞紙面

      4月20日の紙面

      SNS公式アカウント

      4月20日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト