【福島】福島町国民健康保険診療所(愛称・やまゆりクリニック)=町福島=の15日のオープンに先立ち、12日に同診療所で開院セレモニーが開かれた。鳴海清春町長、光銭健三院長、平野隆雄町議会副議長らがテープカットで開院を祝った。
同診療所は、昨年4月に閉院した旧深浦内科医院の土地建物の寄贈を受け、町内初の町立医療機関として開院。木古内町で光銭医院を開業していた光銭氏が、内科、消化器内科、小児科の各診療科の診療に当たる。
鳴海町長は「町の花であるヤマユリの花のように広く町民の皆さんに愛される診療所になってほしい」と述べるともに、今月死去した旧深浦内科の深浦法正(のりまさ)氏を「テープカットに参加していただきたかったが、まことに残念」と悼んだ。
続いてあいさつに立った光銭院長は「医師人生の最後をへき地医療の担い手として送りたいと考えていたところ、昨年11月に鳴海町長から院長就任の要請があり、素晴らしいスタッフを得て開院することができた。特に早期診断、予防医療に力を入れたい」と決意を述べた。
セレモニーの後、診療所スタッフ紹介と内覧会が行われ、訪れた町民らが新装なった施設内を見学した。
同院の診療時間は、午前8時半から同11時45分までと、午後1時から同5時まで(木曜は正午まで)。休診は木曜の午後、土曜(第1・第3・第5)、日曜、祝日。連絡先は同院(0139・47・3101)へ。(神部 造)