「世界糖尿病デー」の14日、函館中央病院(本橋雅寿院長)は予防啓発のため同病院(本町33)の建物と金森赤レンガ倉庫(末広町)のライトアップを実施した。両施設をシンボルカラーの青色に染め、市民に予防の重要性を伝えた。
世界糖尿病デーは国連が定めたもので、世界各地で啓発運動を展開している。ライトアップは昨年始めた取り組みで、今年は金森商船の協力で初めて赤レンガ倉庫で行った。
糖尿病・内分泌内科の高橋清彦科長は「糖尿病は神経障害や網膜症などの合併症を引き起こす病気。ブルーのライトが糖尿病について考えるきっかけになってほしい」と話した。また、同科の小野真佑子医長は「糖尿病の治療は食事と運動、薬の3本柱。日々の生活でバランス良く治療することが大切」と訴えた。
同病院は同日、糖尿病をテーマにしたウェブ市民公開講座も開いた。(松宮一郎)