イカソーメンや一夜干し、
クジラベーコンと工場メイドの郷土料理が一堂に
看板商品「函館いかそうめん」や、函館土産「いか徳利」など数多くの人気商品を生み出してきた水産食品会社「トナミ食品工業」は１９４９年創業の老舗。宿泊施設や飲食店向けの業務用商品製造をメインとしつつ、〝家庭の台所の役割を工場で〟を目標に掲げ、一般家庭向けの製品も消費者目線で開発・商品化。現在は北斗市追分にある本部工場をメインに６工場を稼働し、主に北海道や近海の海産物を原料にした３００点以上の商品を展開している。素材本来の味を大切にした自慢の味を「地元の人にも家庭で食べてもらいたい」との思いから、２００６年、業務用商品を中心に直売価格で販売する直売店を本部工場敷地内に開設。店内にはイカやタコの冷凍刺身、焼き物、揚げ物、燻製、つみれといった加工食品がずらりと並び、定番や数量限定品を目玉にしたセールも実施。各工場からピックアップした〝海の街・函館の味〟で、地元客のニーズに応えている。
（ハコラク ２０２２年１０月号掲載）
トナミ食品工業 直売店
北斗市追分４‐６‐８
☎０１３８‐４８‐２４６８
９：３０～１７：００
日曜・祝日定休（不定休有り）
Ｐ有り
クレジットカード利用可
工場直売店を巡る⑧／トナミ食品工業 直売店
１年半程前に登場した「イカ焼きシリーズ」（１袋４３０円）。味付けはさまざまで、温めるだけで食べられる手軽さが人気を集めている。
「ミンククジラのベーコン」は塩水に漬けてから蒸す昔ながらの製法で旨味を引き出す。
製造風景
「地元の人にスーパー感覚で利用してもらえたらうれしい」と話す直売店の福士雅久係長。
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