大好きな街・函館で笑顔が溢れるイベント作りに燃える
元町公園を主会場に毎年8月に開かれる「はこだて国際民俗芸術祭」。さまざまな国と地域からアーティストが集い、伝統音楽や民俗舞踊、大道芸などのショーを繰り広げる野外型夏フェスは今年で12回目を迎える。
ガイドリーダーとして、ボランティアスタッフをまとめ、海外ゲストのもてなしを統括し、「世界のこどもフェスティバル」など芸術祭関連イベントにも携わる横山さんは兵庫県出身。ワーキングホリデーを経て帰国したばかりの時、過去通訳を務めた姉の紹介で芸術祭を知り興味を持った。持ち前のフットワークの軽さで、すぐ事務局に連絡。遊びに来たはずが「気付けばスタッフとして舞台でMCを務めていた」と笑う。この滞在で北海道が気に入った横山さんは函館へ移住、平成28年から正式に活動に加わった。初参加からガイドリーダーに抜擢、ベテランスタッフたちに支えられ助けられて大役を果たし、「濃い時間を過ごせた」と当時を振り返る。印象深いのは初めて参加した会議。「真っ白な状態で入ってきた自分の意見を大事に受け入れてくれた」と言い、遠慮なく意見を出しやすい場に感動を覚えた。
芸術祭スタッフが大切にしているテーマは「人生を変える経験」。芸術祭に出合って人生が変わり、没頭できる仕事を見つけた横山さん。参加する人や見る人の「幸福度を上げていきたい」と、熱心に仕事に向き合っている。
(ハコラク 2019年4月号掲載)
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