自家焙煎コーヒーと味わう
特産品の魅力伝える一皿
上磯駅前商店街の「ポパイ&オリーブ」は、浅部義則マスターと和子さん夫妻が二人三脚で営む喫茶店。1979年に純喫茶として創業。2005年に改装した現在の店舗になってからは、マスターが道南近郊の湧き水で淹れる自家焙煎コーヒーをはじめ、「ハンバーグ定食」や「鉄板焼ナポリタン」が人気を集め、ゆっくりと食事もできる憩いの場として親しまれている。北斗市の地産地消の取り組みの一環として誕生した「ホッキカレー」は、具材に地域特産のホッキ貝をヒモまで使い、ホッキの茹で汁と琥珀色になるまで炒めたタマネギを、一昼夜かけてルウに溶け込ませる自慢の一品。身が硬くならないよう軽くボイルしたホッキを、注文を受けてからバターで炒めて仕上げるのがおいしさの秘訣。コーヒーやココナッツを隠し味に加え、改良を重ねたカレーは、辛口ながらコクとまろやかさを兼ね備え、ホッキダシの旨みとやわらかな身の食感を余すことなく楽しませてくれる。
(ハコラク 2023年4月号掲載)
POPEYE&OLIVE
北斗市飯生3‐4‐4
☎0138‐73‐2175
11:00~16:00
※早めに閉める場合あり
月、第2・4日曜定休
禁煙
共用P有り