尊敬するシェフの技を学びながら
丁寧に思いを込めた心動かす一皿を
今年4月、オープン10周年を迎えた「ペリーズバー」は、フレンチベースの創作料理を、気取らない雰囲気の中で楽しめるカフェレストラン。オープンキッチンの店内では、腕を振るうシェフの臨場感ある調理風景が見られ、コース料理やワインに合うアラカルトで女性を中心に支持を集めている。
旬のトマトを使ったふわふわのムース、ベビーホタテのソテー、ウナギのピーナッツソース掛け…ディナーコースの冒頭を彩る「本日のオードブル盛り合わせ」は、季節の食材を生かした色とりどりの料理が並ぶ。市内のホテルで料理人として歩み始めた佐々木謙弥さんは、この店の料理を初めて口にした際、そのおいしさと美しさに魅了され、オーナーシェフに何度も頼み込み入店。食材の仕込みから始め、2年目にはソースやデザート作りも任されるようになった。「ここで腕を振るっていた先輩方は、皆さんとても活躍されているので、自分も負けないよう一つひとつ勉強していきたい。いつか自分の作った料理でお客様の心を動かせたら」と、オーナーシェフの背中を追いかけながら、一皿一皿に思いを込めている。
(ハコラク 2021年8月号掲載)
カフェ・レストラン ペリーズバー
函館市松陰町1‐7
☎0138‐83‐6008
11:30~14:30(14:00L.O)
17:30~21:30(20:30L.O)
※日曜、祝日は21:00(20:00L.O)まで
水曜定休(ほか不定休あり)
禁煙 P有り
キャッシュレス決済利用可