次代を担う全国の若手料理人集団「CLUB RED」メンバーと、函館市内の料理人10人が自慢の料理を提供する「はこだて美食フェスタ」が18日、函館アリーナで始まった。ゴッコ(ホテイウオ)やウニ、ひこま豚など道南の優れた食材を使った創作メニューがずらりと並び、来場者が未知の味覚に舌鼓を打った。19日まで。
市などが主催。市が「ポスト新幹線」時代の重点施策に据え、新年度から本格的に取り組む「食の産業化」のキックオフイベントとして初開催した。オープニングセレモニーで、工藤寿樹市長が「観光の楽しみは食も重要な要素だ。食べるために函館に来る、そんなまちにしたい」とあいさつした。
料理は、10人が考案した計12品を盛った「アミューズBOX」(2400円)、ひこま豚のポークカレーと、ゴッコとガゴメコンブのココナッツカレーを相盛りにした「ダブルカレー」(600円)、それぞれが創作した「冷凍ウニのフラン」「今金男爵のクリーミーグラタン」など特製メニュー10品(600円)。会場でチケットを購入し商品と引き換える。シェフがラム肉のハンバーグなどスペシャルメニュー(1200円)を目の前で提供するライブキッチンも。
アミューズBOXを堪能した市内湯川町1の会社員臼井清さん(43)は「全部おいしい。会場も広いので、半年に1回程度は開催してほしい」と話していた。19日は午前10時~午後3時。入場無料。
(山崎大和)
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