臥牛山1月20日・グレン・フライの死
デビッド・ボウイの訃報に続き、またしても悲しいニュースが。アメリカのロック歌手グレン・フライが18日に67歳で亡くなった。「ホテル・カリフォルニア」などの大ヒットで知られる「イーグルス」のギタリストで、ソロ歌手としても活躍した偉大なミュージシャンだ▼イーグルスは1970年代に世界的人気を誇ったスーパーグループ。「テイク・イット・イージー」や「呪われた夜」「ならず者」などヒット曲を量産した。アルバムのトータルセールスは1億2000万枚を超える▼創設メンバーでもあるフライは、ドン・ヘンリーとともにメーン・ボーカルを担当。80年の解散後もソロシンガーとして「ヒート・イズ・オン」(映画ビバリーヒルズ・コップの挿入歌)が全米2位を記録している▼熱烈なファンの声を受け、イーグルスは94年に再結成。その後も定期的に世界ツアーを行い、2011年の来日公演では札幌ドームを含む5大ドームツアーを成功させている▼筆者は「どうせ近いうちにまた来日するだろう」と、ツアーに足を運ばなかった。訃報を受け、後悔の念に駆られたのは言うまでもない。アルバム「ロング・ラン」に耳を傾けながら、思いをはせよう。(U)