青函フェリー(函館市海岸町、熊坂高社長)の新造船「はやぶさⅢ」(2997トン、定員300人)が、1月20日にデビューする。函館発の初便は午後2時35分青森行きの便で、同社では就航を記念した乗船料金の割引をインターネット予約限定で実施している。
同船は23年4月に就航した「はやぶさⅡ」の同型船で、「3号はやぶさ」(2000年就航・2107トン)の後継船として函館どつく(弁天町)で建造。船内は青森市にゆかりの刺し子やりんごの木をモチーフとしたグラフィックデザインが施され、現在は就航日に向けて習熟航海を重ねている。
「はやぶさⅢ」就航記念割引は2月1日から3月31日出航分が対象で、5メートル未満の車両とドライバーの料金が通常の約35%引きの1万1300円、一般旅客の運賃も通常の約23%引きの1700円となる。
同社では「はやぶさⅢの定員は引退する3号はやぶさの3倍。同型船が3隻体制となるほか、全船がエレベーターや昇降機の備わるバリアフリー仕様の船へ切り替わります」とPRする。
3号はやぶさは1月18日の青森午後9時半発函館行き(翌0時20分着)が最終航海となり、はやぶさⅢに後を託す。(市丸和秀)