湯の川温泉街の活性化を図ろうと、商店街と函館大学が連携して企画したイベント「湯の川温泉夜市」が16日、パーラーパチパチ湯川店駐車場(湯川町2)で初めて開かれる。
同大が昨年、湯川地区の観光客を対象に行ったアンケートで、温泉街特有のにぎわいを求める意見が多かったことから湯川温泉商工親和会(加藤隆司会長)と湯川商店街振興組合(菊地要一理事長)にイベントの開催を提案した。学生は商学実習の一環で企画に携わった。
イベントは主に観光客をターゲットに18日までの3日間開催。函館山夜景を見終わった後でも参加できるよう開催時間を午後6時~同11時とした。
会場では、焼き鳥やチキンステーキ、イカ焼きなど10数点が出店。
ステージイベントもあり、16日はYOSAKOIソーラン踊りチーム「函館学生連合~息吹」、17日が郷土芸能「函館巴太鼓」、18日が同踊りチーム「柳苑謳歌」と函館チンドンがそれぞれ出演する。3日間とも函館観光のPR映像を午後9時から上映する。
11日には学生や商店街役員、出店者らでつくる実行委員会の打ち合わせが同大で開かれ、当日の準備、運営の流れを最終確認した。
運営メンバーの1人で、同大の手塚美穂さん(4年)は「地域が変わっていくきっかけになるイベントになってほしい」と話した。(鈴木 潤)