道教育大函館校3年生5人が「函館西部地区キニナル!ごはんどころプロジェクト」と題して、同地区の飲食店を紹介するパンフレットを作成した。紙媒体とともにウェブサイトでも公開し、学生は「街の魅力を再発見するきっかけとなればうれしい」とPRする。
同校で地域の課題解決を考える科目「地域プロジェクト」の一環で、観光だけではない西部地区の魅力を発信し、幅広い年代に函館への愛着を持ってもらおうと、昨年10月から活動。
ウェブ上の情報から個人経営の飲食店に絞って候補を挙げ、弁天町、大町、宝来町、船見町のラーメン店やカフェなど4店舗を取材した。冊子は手書きで作り、店名の由来や店のこだわりなどを店主にインタビューし、各店の魅力を紹介。ウェブサイトでは写真とともに掲載している。
作成に関わった田村琴音さん(21)は「西部地区は観光のイメージが強かったが、飲食店も多く、暮らしの一面を知るきっかけとなった。インタビューでは店主の思いにも注目した。冊子を手にぜひ西部地区を歩いてほしい」と呼び掛ける。
パンフレットは函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)に置いているほか、今後同校などにも設置する。ウェブサイトの閲覧はQRコードから。(飯尾遼太)