【七飯】はこだてわいん(町上藤城、佐藤恭介社長)で23日、ワインの仕込み作業が始まった。今年は春先から天候に恵まれたことで、昨年に引き続き豊作の年となり、担当者がワインの出来に自信をのぞかせている。
9月に入り雨が多かったことなどから、今年の作業開始は例年並みとなった。この日は後志管内の仁木町や余市町産のポートランド、アコロン、キャンベルの3品種合わせて約16トンが入荷。今シーズンから新調したイタリア製の除梗破砕機を稼働し、ブドウと茎を分離するなど約8トン分の作業に取り組んだ。今後発酵作業などを経て、来年1月ごろから全国に発送し、店頭に並ぶ予定だという。
「2年連続の豊作となったことに加え、機械を新調したことでよりおいしいワインを造れるようになった。ぜひ楽しみにしていてほしい」と同社企画室の渡辺富章室長。今シーズンは前年並みのおよそ280トンを仕込む計画だ。(野口賢清)