【福島】一般社団法人「福島町まちづくり工房」(平野松寿代表理事)は、町特産のマコンブを使ったアウトドア向けのスパイス「なまらスパイス」を開発し、1日から、町内の道の駅「横綱の里ふくしま」などで販売を始める。
ブラックペッパーやガーリックなどに、町産マコンブの粉末を加え計11種を調合したスパイス。平野代表は「マコンブをあえて強調せず、隠し味にしたことで独特のうま味が加わったスパイスに仕上がった。料理の味付け、下ごしらえなど万能調味料としても活用できる」と話す。
アウトドア人気でバーベキューの需要があることから「飽きのこないスパイスができないか」と開発に。マコンブの粉末を思いつき、今年9月に業者に開発を依頼した。今後は辛口の「ホット」と「カレー味」の商品化を計画している。
平野代表は「今後販路を広げ、アウトドアだけでなく家庭の食卓にも並ぶ調味料として広く普及させたい」と話す。70グラム入り、 価格は864円。道の駅の他、サウスシダードライブイン(函館市東山2)などで扱う。(鈴木 潤)