• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 4/26
    函新ウイークリーレビュー
  • 2024年春
    人事・本社来訪
  • 参加者募集
    写真の日プロジェクト
  • 求人情報
    総務経理スタッフ、記者

品質維持と工場の共同操業推進 函館生コンクリート協同組合設立40年

 函館生コンクリート協同組合(正組合員13社、成田眞一理事長)は6日、創立40周年を迎えた。生コンクリートの供給を通して、函館市近郊でインフラや公共・民間施設の建設を支えてきた同組合。成田理事長は「品質の維持はもちろん、組合員各社の協力で安定した供給体制を続けたい」と話している。
 セメントと骨材(砂・石など)、水を混ぜ合わせた生コンは、固まる前に工事現場へ短時間で運ぶ必要があるため、製造工場は各地に分散している。7社7工場で設立した同組合には現在、函館市、北斗市と七飯町の一部にある17工場(うち9工場稼働)が加盟。北海道新幹線や高速道路をはじめ、函館アリーナなどの公共施設、函館蔦屋書店などの商業施設の建設に使われてきた。
 建物やインフラの耐久性を保証する上で、生コンの品質管理は重要だ。成田理事長は「建設後に不備があってはいけない。『コンクリートは人の命を守る』をテーマに組合と施工業者、発注者が協力して一斉に製造工程を監査している」と話す。
 生コンの出荷量は20年前に比べて、半分以下の約15万立方メートルにとどまる。長期的には減少傾向にあるものの、北海道新幹線の建設など需要が急増する時期もあった。
 組合は各社による共同操業を推進し、90年代後半から工場の集約化を進める。成田理事長は「中小企業が多く、各社の結束が大事。一部の工場を休止して共同で操業することで、需要へ柔軟に対応していく」と組合型経営の重要性を語る。
 働き手の確保も重要だ。組合は小学生にミキサー車の形をした消しゴムを配布し、生コン業界の存在をアピールしている。成田理事長は「地味に見える業界だが、インフラを支える上では新たな担い手が欠かせない」と話している。(深津慶太)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 五島軒、新業態のカフェ27日に営業開始 本店1階ロビー アフタヌーンティーなど
      2. 公用車で物損事故、職員を懲戒処分 函館市
      3. 愛犬と楽しむ道の駅に みそぎの郷きこないにドッグラン完成
      4. 開幕戦は函水―函西 春季高校野球、組み合わせ決まる
      5. 大泉市長「実現に向け検討」 新幹線函館駅乗り入れ 市議に初めて直接説明
      6. コース・会場を視察 アイアンマン運営WTC関係者来日
      7. 無事故無違反で賞品ゲット セーフティラリー5月1日から受け付け
      8. はいや建築設計事務所が破産開始決定 負債3000万円
      9. 函大谷が団体戦優勝 個人戦3階級V 柔道・高体連春季大会
      10. 看板で誤進入防止を 自転車海中転落事故で現場診断 西署

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      4月27日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト