【七飯】函館七飯スノーパーク(東大沼666)が19日、渡島管内のスキー場のトップを切って今季の営業を開始した。シーズンインを待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが、雪の感触と秀峰駒ケ岳を望む絶景を楽しんだ。期間は来年4月4日まで。
11月下旬からスタッフが泊まり込みで人工降雪機10台をフル稼働させ、整備に当たった。当初は12日のオープンを目指していたが、雪不足のため延期。週明けからの降雪もあり、積雪は25センチに達している。
ペアリフト1機の運行で、家族で楽しめる幅の広い「小沼コース」(全長1000メートル)を開放。午前中から家族連れらが続々と訪れ、白銀のゲレンデを颯爽と滑り降りた。
毎年シーズン券を購入しているという函館市西桔梗町の教員、平澤美穂さん(43)は、スキー仲間6人で訪れ「この日のために仕事を頑張ってきた。雪のコンディションも良い。最高です」と声を弾ませた。
山頂見学や山頂のカフェ「PEAK CAFE」利用者のみゴンドラに搭乗でき、乗車人数を間引くなど新型コロナ対策を講じている。
午前9時~午後5時(ゴンドラは午前10時~午後3時)。ナイター営業は25日からの予定。(稲船優香)